ATLAS HATERUMA

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1995年創業。2020年、創業25周年を東京オリンピックの年に迎える。1995年1月17日に阪神淡路大震災があり3月20日には地下鉄サリン事件のあった春にアトラスはてるまは生まれた。激動の時代を象徴する災害、事件の始まりの年であった。2001年にはアメリカ同時多発テロそして2011年には東日本大震災に伴う大津波、重ねて福島原発メルトダウン、、、、。さらに地球温暖化、海水温上昇、モンスター台風、豪雨、噴火、大雪、自然の脅威のみならずグローバル経済の台頭、国の対立、民族の対立、人の対立。あれから1/4世紀、様々な自然現象、世界情勢に翻弄されながら、それでもなんとか25年波照間島で生きのびられたことに感謝する。

ゲストもガイドも高齢化する中、今までご愛顧くださった皆々様に感謝を申し上げる、そしてこれからも命ある限り共に歩み続けることを願う。ちょっとづつ更新するから!

今後ともよろしくね。

BLUE WORLD 碧の世界(いまさら、はてるまブルーを語る)

それぞれ各地に色々ブルーはあれども、恥ずかしながら、うむ、言葉にならずとも、やはり、なんというか、、、おこがましくともはてるまブルーの言い出しっぺはオイラだよ。

1998年、初代iMACボンダイブルー発売。ボンダイブルーに触発され、はてるまブルーを提唱。この頃、ダイビングワールド、マリンダイビング誌に取り上げられ、はてるまブルーは一人歩き始める。振り返るとあの頃キラキラと光り輝く波照間島であった。コアなゲストしかいなかったなぁ、牧歌的でのどかな時代。もうあの頃には戻れないけど心の片隅に残すべく初心である。

いろんな青が溢れる世界、でもね、はてるまブルーは特別だから。何故なら、はてるまブルーは単に青ではなく限りなく透明に近いブルーなのです。夏至の頃、そして太陽高度が最も高い時間帯に見られる水の世界をこう呼ぶ、はてるまブルーと。例えれば、ボンベイサファイアのボトルを透かした液体、清廉かつ高潔な青である。冴えた酒精に酔うように青の世界のなんと甘美なことか。某水中カメラマンが呟いたこの青はフィルムに写し込めないと、、、そう身を浸してみないと感じられない世界。それがはてるまブルーである、身も心も浸してみないか波照間の海に。

海ってなんだろう

人はそれぞれにいろんな海を持っている。様々な海への人々の関心や希求はアマチュアからプロまでその想いは変わらない。人生の半分以上、海を生業として生きてきた。それでもいまだに海ってなんなんだろうと思う、海ってなんだろう。

僕らが幼い頃(1961年生まれ、そして田舎者)現在のような海のアクティビティは想像できないものであった。環境的、経済的そして意識的にもである。ただ幸運にも島に生まれ育ったことで海辺は身近にあり、子供の頃の海への関わりはよく覚えている。プールは皆無でありもちろん水泳など習ったことなく、それどころか海は怖いところだと教えられた世代である。ただ僕の両親は海への理解が高く小さい頃よく海へと連れて行ってくれた(このことはそのうち記す)。もちろん小学校高学年からは仲間とよく海で遊んだ。ただただ無邪気に本能的に海と戯れていた、今思えばかなり怖い思いをしたこともあったな。そして時は流れて高校生の頃、海は文化となった。それはポパイとの出会いである。古臭い物言いだが若者(都会)文化が田舎者にも押し寄せてきたのだ。サーファー、ウエストコースト、スケボー、湘南、ハワイetc、ライフスタイルが意識の上で変わったのである。それは憧れではあったが、望めば手に入る時代となった。今思えばミーハーではあるが我らが世代に少なからず影響を与えた。そしていまだに原動力になっている気がする。ポパイは僕らに教えてくれた、生きるって自由だよって、、、なんてね。

さて職業としての海の話、、、続く。

 

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