走ることについて

2018 1/28 sun Isigaki Is

5:00 am
起床、寝不足か頭がぼっとしてる、寝床でストレッチをし朝食。キャベツの千切り、沖縄そばに目玉焼き二個、食い過ぎか。コーヒーを飲みダラダラ過ごす。会場まではゆっくり歩いて10分ほど余裕を持って8時20分頃出発。
9:00 am スタート
10、24、フル合わせて5,000人余の出走。老若男女入り混じり高揚した叫び声の中、騒がしくレースが始まる。小雨降りやみ南風にてやや蒸し暑い、寝不足ながら体調はまずまず。異常がないか体の隅々に意識を集中し、まずはインナースペースに没入する。どんどん追い抜かれるが気にしない。母校、登野城小学校を左手に通過後、桟橋道路から730交差点を右折し市外へと抜ける。随分と様変わりした街中だが懐かしい。1キロ8分のペースを目指しマズマズのスタートをきる。
10:20 am 10km通過
1キロ8分ペースで10km1時間20分を目指す。アナログ時計で10時20分頃通過、スマホNIKE+では1:34:13(レース後確認)で通過とでる。水補給も順調で足に不安はないが顔が火照ってやや不快。カジィマーイの予報、早く北に回って小雨でも降ってくれないものか。この先しばらく退屈な旅順、想うは早くも勝利のビール。次は20km2時間40分を目指す。
11:00 am頃
だんだんと時計を見る余裕がなくこれから先時系列が曖昧なれどなんとか記す。
AGE80、フルマラソン百数十回達成の後ろ姿を追う、この達人を追っていけば完走できるかなと思いながらも若さゆえ追い抜く(その後追い抜かれる)。15kmすぎ徐々にペース落ちるが20kmまで絶対に歩かないと心に誓う、この先アップダウンが続くのでできるだけ平坦なコースは頑張りたい。24kmランナーの分岐点を抜け鬼門(過去に心が折れそうになった)の石垣製糖前をなんとか通過、中間点を目指す。ここまではまだまだ序の口、この先から本当のフルマラソンが始まる。
11:51 am
中間地点、電光掲示板を確認、11時51分を見る。目標の10分遅れ、少し凹む。NIKE+では3:20:16と表示。
給水所で歩みを止め軽くストレッチ、携行品の虎屋と芍薬甘草湯を投薬。一旦足を止めたが最後、なかなか踏み出せない、右足の指付け根にかつてない痛みが襲う、思わず倒れ混む。さぁここからが終わりの始まりなのだと、か細く心に叫ぶ。年配の女性に声をかけられ不甲斐なくうなだれとにかく前へと、、まだ心は萎えてなのだ。走り出そうとするが両足とも痛みに耐えられなく、それでもと歩みを進めるしかない。超回復期を信じて歩くのみ、とにかくあと半分だからだと足に言い聞かせる。この頃、前出の達人に追いつかれる、ついて行こうとするがままならず、またまたうなだれる、ああこれが我が人生なりと。きたね、とうとう自分の人生に重ね合わせるのであった。だから歩みを止めることは死ぬことだよと教えを得る。Born to runからI’m fireとブルーススプリングティーンがリフレイン。未だ魂は死なず、、、、。
1:00 pm頃
南ぬ島空港付近、残り時間あと2時間30分と16kmの踏ん張りどころ。この頃はまばらな最下位軍団、見覚えある同志(ここまでくるとシンパシーを感じるのだ)と抜かれ抜きつつのラプソティー。あのヒヨコちゃんに、同年代くらいのバナナさん(バナナいかがですかと進めてくれたのであるがおじさんの短パンのポケットに入ったバナナはねぇ、丁重にお断り)やら黄色シャツのお兄ちゃんにおSiriちゃん、完走をかけたデッドヒートが支えとなる(壮絶な自己との戦い)。収容の車が目に入り心揺れるがとにかく30kmを目指す。
1:30 pm頃
30km到達、午後1時30分残り時間120分、距離12km、1時間6km歩めば完走圏内ギリギリ、さてと帳尻を合わせられるか。スピードを上げようとするが両足攣りそうになり断念、早足に切り替える。下りに走るを試みるが太ももが体重を支えきれず猛烈な痛み、とにかく完走を目指し歩みを前と進める。
心は俄然超回復、不思議と焦りは感じられなく現実を受け入れただただ全力あるのみとスイッチしたようだ(諦めと受け入れかな?)。身体のリミット装置がカチリと外れる、やっと訪れたこの時、いける。
2:25 pm
35km関門地点、電光掲示板が2時25分を示す。残すところあと65分と7km、ここまでくると思いに迷いはなくただゴールを目指すのみ、もちろん全身の痛みは堪え難いのだがおまじないをかけ鎮める。
宮良川に待機した収容バスなど無視(かつて収容された屈辱)し大浜集落入口の最後の登りを目指す。
3:00 pm
残り30分、マクドナルド付近。歩むのみ、あと数キロ。ここからが長い、心だけ先にゴールし体は取り残されてる様。すでにゴールしメダルを掲げ家路につくランナーが目につき始める、頑張れと声をかけられるが有難いような嬉しくないような素直になれない。とにかく前へ前へ、すすめーなのだ。
3:15 pm
40km到達、あと15分残り2km。時間との戦い、ラストスパート。とりあずゴールは走ってきろう。悲壮感漂いながらも笑ってゴールしよう、雨が降ってきた、いいねぇ雨さえも応援してくれるのか、ありがとう、素直に受けれありがとうと声に出す。ゲートをこえウイニングラン、ゴール寸前、前方人だかり何が起こったのか?。若い女性が這いつくばってゴール、あぁ、わたくしのゴールは霞んでしまった。でもね、素直によく頑張ったって褒め称えるのだ、同志として。

備忘録としてここに記す。加筆予定あり、とりあえず記憶があるうちに。

最後に、なぜ走るのかと問われれば、こう答える。魂が走れとささやくからさと。

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